チンツ [CHINZ]
ろう引きのような光沢のある布で
ベースはコットンです。
高級感をだすために仕上げの圧縮プレスで
光沢を出しているのですが、
洗っていくうちに光沢はとれていきます。
シャイニー、ポリッシュなどと
よばれることも。
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1930年代 USA
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シアー [SHEER]
透けるような薄いコットンのこと。
オーガンジー、ローン、ボイルなどを
まとめてシアーってよんでいます。
もともとはサマードレス用。
小花、水玉などの可愛いもの、
おとなっぽい素敵な花模様、
子供服用と思われる動物プリントもあります。
ぬいぐるみや人形作家の方に
特にファンが多いようです。
小さな窓のカーテン、ブラウ
エプロンなどに。
コサージュやヨーヨーキルトにも。
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1930年代 USA
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バーククロス [BARKCLOTH]
インテリア用の厚手のコットン。
表面がざらっとした表情の布で
おもにカーテン、クッション、椅子張り用に
使われたもの。大きな植物柄、風景柄
ストライプなどが多く
1950年代にはモダンな
ジオメトリックプリントが人気があったようで
今も熱心なコレクターがいます。
アメリカではバーククロスだけを集めた
本も出版されています。
ピンドットでは、スカート、帽子、バッグ、
布箱作りに使われる方がほとんど。
最近は帯に仕立てる方も。
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1940年代 USA
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レーヨン [RAYON]
ワンピースなどを作るドレスファブリック。
イギリス、フランスにはレーヨン/コットンの
インテリアの布地もあります。
これは第2次世界大戦中と
その後しばらく、コットンの輸入が
充分ではなかったためと聞いています。
ヴィンテージのレーヨンは色、柄の良さ、
プラス素材そのものの味も魅力です。
水洗いできないこと、しわになることで
敬遠されてしまうのは残念です。
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どちらも1940年代 USA
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フランネル [FLANNEL]
起毛したコットンのこと。
フランネルという素敵な名前があるのに
今はかんたんに「ネル」といわれていますね。
ベビー服や、ナイティに使われていたので
フランスのフランネルは
やさしいピンクやブルーの小花柄が
多いようです。
アメリカのものは楽しい小花柄、
ウエスタン柄など多彩です。
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サッカー [SUCKER]
さざ波状にボコボコしたコットン。
夏向きの布地で涼しげです。
パジャマやサンドレスなど
子供の頃に着たことのある人は多いはず。
製法は違うのですが見た目が同じようなものに
リップル [RIPPLE] があります。
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どちらも1950年代 USA
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フィードサック [FEED SACK]
はじめてフィードサックを見たのは
約20年前のニューヨーク、エレン・オニールの店で。
可愛いものがいっぱいの店の片隅で見つけた
花模様の布袋「これは何ですか?」と聞くと
「さァ〜?」という答え。
だからその布袋がフィードサックと知ったのは
しばらくたってからです。
名前のとおり家畜の飼料や小麦粉などを入れた
木綿の袋で、ほどくと約90cm×100cmの布になります。
こんなに可愛い布を粉袋に?と
不思議に思われるかもしれません。
1930年代アメリカの大不況の時代に、
ある飼料メーカーが少しでも商品が売れるようにと、
それまで白無地だった袋を
きれいなプリントに変えてみたのが
はじまりだそうです。
同じものを買うなら可愛いパッケージのものを
というのは今の私たちも同じですね。
フィードサックのためにプリントを考案したわけではなく
服地用のプリントの版下をそのまま使ったので、
時々同じ柄のフィードサックとヴィンテージのコットンが
店で出会うことになります。
ほとんどが日本の手拭いに似たかんじの
ざっくりしたコットンです。
当時はエプロン、子供服、
また同じ柄のものを何枚か使って
いわゆるサックドレスを作ったようです。
こんなふうにフィードサックは
バックグラウンドがはっきりしているので、
説明も長くなってしまうし、集めている人も多いのです。
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1940年代 USA
めずらしい未使用のシールつき
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その他のコットン
その他といっても、店で扱っているヴィンテージの
布の中でいちばん多いふつうのコットン。
ショッピングサイトのヴィンテージの布は
ほとんどがこのタイプです。
服地として作られたもので、パッチワークや
こまごまとした手芸にも使われたようです。
色、柄の楽しさ、可愛らしさなどで
布選びをする人も多いけれど、
作られた時代の匂い、その手触り、
今のものにない布そのものの魅力が
やはり大きいと思います。
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1940〜50年代 USA
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